陽子は+、電子は-、中性子は電気的に中性
●電気の正体は、原子の中に存在する電子の運動によって生じるエネルギー。
原子は原子核(陽子と中性子)とその周りを回る電子から構成されており、
電気はこれらの電子が移動することによって発生する。
物質が持つ電気のことを電荷といい、(+)を正電荷、(-)を負電荷という。
【実験】
目的:電荷の存在を確認する
用意するもの:乾いた絹の布、ガラス棒、小さな紙片
手順:絹の布でガラス棒をこする→紙片に近づける

結果:紙片がガラス棒に吸いつく。
考察:原子核にある「電子」という負電荷が、摩擦によってガラス棒から絹の布へ移動
したことによるもの。
それまで均等に保たれていた正電荷と負電荷のバランスに偏りが生じたことによる。
この現象を「帯電」、この力を静電気力と呼ぶ。
このように軌道からとびだした電子を「自由電子」という。
●電子の移動は主に以下で決まる
・ 電気陰性度(共有結合した際の電子の引っ張り合い)
異なる種類の原子が手をつないで(共有結合して)分子を作るとき、
お互いの電子を自分の方へ引き寄せる力
→ 電気が偏るため、分子に部分的にプラスとマイナスの極性が生まれる。
*フッ素(F)が電気陰性度が最も強くO→N→Clと続く。
差が非常に大きい:一方が電子を完全に奪い、イオン結合(ex.塩化ナトリウムNaCl)になる。
差がある:極性共有結合(ex. 水(H2O)になる。
差がない(等しい):電子が均等に共有される、無極性共有結合(ex. 酸素分子O2)になる。
・ 電子親和力・イオン化エネルギー(原子が電子を1個もらうときの力
周期表の右上ほど大きい(希ガスを除く)
最も電子親和力が大きいのは、
最外殻電子があと1個で満たされる
ハロゲン(17族元素、特にFやCl)
・ 静電気力・クーロン力(原子核と電子が引き合う基本的な力)
どちらも「帯電した物体(電荷)同士の間に働く力」を指す。
学術的な法則名として表現される場合は
「クーロン力」と呼ばれることが多い。
【ステップアップ】
酸化還元反応
・酸化されやすい(電子を与えやすい)
・還元されやすい(電子を奪いやすい)


