大麻と呼ばれる植物について
アサ科一年草雌雄異株
原産:中央アジア
和名:大麻草、あさ、大麻
英名:Cannabis, Hemp, Marijuana カンナビス、ヘンプ、マリファナ
学名:CannabisSativaL. カンナビス・サティバ・エル
大麻は最も古くから栽培されている植物 ⇒太古からの薬
花穂:医薬品、嗜好品 (医療用も嗜好用も同じ有効成分)
種子:食品(麻の実-七味唐辛子、ヘンプオイル)化粧品(ヘンプオイル、セッケン)
茎の心材:エタノール、紙、建材、麻炭-花火
茎の皮:糸-凧糸、ロープ、織物
葉:医薬品、肥料、飼料
根:土壌改良
大麻から採れる有用成分
カンナビノイド(Cannabinoid)ー120種類以上
・THC(テトラ・ヒドロ・カンナビノール)とCBD(カンナビジオール)の2つが有名
THC:マリファナの主成分*発見は1964年
*マリファナは、麻の花穂や葉を乾燥・樹脂化・液体化させる
CBD:酩酊作用無
CBDオイル
大麻(THCが少ない品種)から抽出したCBDをオリーブオイルやMCTオイルなどのキャリアオイルに配合し、摂取しやすくしたもの。舌下摂取。
※種子を圧搾したヘンプオイルに含まれるCBDの含有量は多くない。
CBDオイルは抽出したCBDを後入れして作るため、CBDの含有率を高くすることができる
*CBDの抽出法:オリーブオイル抽出、アルコール抽出、超臨界二酸化炭素抽出 (CO2抽出) など
医療用に使われる理由
・カンナビノイド受容体が全身に分布している!
1990年代 脳内マリファナ(エンドカンナビノイド)発見、その受け皿となる受容体も発見される
・エンド・カンナビノイド・システム(ECS)は多くの身体調節機能をもつ
細胞と細胞のコミュニケーション
加齢に伴う⽼化や過剰なストレスによって、神経と免疫システムの不調=カンナビノイド⽋乏症
※CBDを有名にしたCNNドキュメンタリー
2013/8 にCNN で放送された医療大麻についてのドキュメンタリー
6歳の少女:てんかん発作1週間300回→1週間1回へ
CBDオイルを使用の問題点
・現在日本国内では、CBDは医薬品成分ではなく、健康食品等に用いられている。
精製が不十分だとTHCが含まれる可能性
・健康食品のため、疾病への治療や予防効果、身体の組織機能の増強・増進効果をうたって販売するこ
とは医薬品医療機器等法に抵触する行為
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