医療の源流:古代エジプト→ギリシャ→ローマ→アラブ(イスラム圏)→ユナニ医学→現代医学
古代エジプト
病気は自然現象としてとらえられなければならない。
自然的原因としての食事、不摂生、不健康な職業、季節、天候の不順etc.
★病とは健康の基底にある「調和」が環境因子によって破綻された状態 ←現代の生活習慣病に通じる病因論の核心
医療の基本的な概念が「人の自然」を高めること! → 食事が最も重要な関わりを持つ → ハーブ(薬草)*ハーブはこの時代すでに伝統療法のひとつとして定着していた。
ギリシャ
「本草書」が書かれるようになる。
医師の手によるものではないが、ヒポクラテスもハーブを用いた。
ホーリズムが当時の医療の中心 ← 細分化の一途を辿った近代医学
*ヒポクラテス医学(体液学派)
*医師の立場から薬草学の体系化を試み、成果を挙げたのはディオスコリデス(1世紀中ごろ)
『マテリアメディカ』を著わす
*ハーブの採取・調薬を専門の業とするリゾトモスという職業が定着
ローマ
民間医療 → 伝統医学の源流のひとつ
修道院医療が、民間医療をさらに発展させた。
アラブ(イスラム圏)
ローマ(ギリシア)医学の知識は、アラブ世界で発展し、「ユナニ医学(ギリシア・アラブ医学)」となる。
イブン・シーナ(アヴィセンナ)のような巨匠たちが観察と実践を重視しつつ、薬学(薬草・鉱物・動物利用)や錬金術などを統合し、中世イスラム医学として独自の発展を遂げ、ヨーロッパ医学のルネサンスの土台となる。
20世紀の終わりになって、伝統医学が現在最先端にある医療システムの見直しを迫り、人間を全人的にみる医療へと回帰させる契機となる。
*自然治癒力・養生法を優先・予防を重視


