植物のなかには、水に浸して揉むと泡立ち、水では落ちない汚れを洗い流すものがあり、家庭で使われてきました。
サイカチのサヤ、エゴノキやムクロジの果皮などがあります。
それらの成分は、分子内に水と油の両方に親和性をもつ化学構造式を持っているので、本来は混じり合わない水と油を混合できるのです。この働きを「界面活性作用」と呼びます。
界面活性剤とは、本来混じり合わない物を混合させる機能を持つ物質の総称です。
現代においてはせっけん、シャンプー、洗剤と呼ばれる類のものになります。
これらの天然の植物に含まれる成分をサポニンと言います。
構造的にみてみると疎水性のトリテルペン(C30)に複数の糖が結合することにより界面活性作用を示します。トリテルペンの配糖体をサポニンと呼びます。
写真のリコリスのサポニンはグリチルリチンと呼ばれます。ステロイドホルモン様の抗炎症作用、抗アレルギー作用を示します。
アメリカ人参、朝鮮人参のサポニンはジンセノシドと呼ばれます。


