統合医療(インテグレティブメディスン)への流れ
1950 年頃から心身症や生活習慣病などの慢性病が急増し、疾病率は増加の一途をたどっていた。
さらに1970 年頃から医薬品の副作用や薬害などが社会問題化してきた。
これを機に、一度西洋・近代医学にその座を奪われ、時代の表舞台から姿を消していた代替療法が見直されることになった。
代替療法(オルターナティブメディスン)とは、現代西洋医学・医療の変わりにという意味になる。
また、西洋・近代医学の治療に加えて補足的に行う療法に補完医療(コンプリメンタリーメディスン)がある。
両者は実際にはあまり区別されないで用いられている。
また、現代西洋医学領域において、化学的未検証および臨床未応用の医学、医療体系を補完代替医療(CAM)と呼ぶ。
1980年代になると、補完代替医療と現代西洋医療を組み合わせることによって、患者の心と身体、そして精神を総合的に考えて治療を行う概念”統合医療”が提唱された。
統合医療の世界的リーダーであるアンドルー・ワイル博士は著書「癒す心、治る力」の中で
・自然治癒力を司る自律神経系、内分泌系、免疫系の 3 つのシステムを統括するさらに上位のシステムを治癒系(ヒーリングシステム)と名付けた。
・現代医学は抑圧的である。現在の薬のカテゴリー名は、抗痙攣剤、抗高血圧剤、抗不安剤、抗うつ剤、抗炎症剤・・・・
簡単に薬で抑えてしまうと、治ったように思ってしまう。
・人の持つ自然治癒力を意識して治療する=治癒系が備わっている
・治癒は生命に固有の力である。DNAはその内部に、DNA自身を修復する酵素の産生に必要な情報のすべてをもっている。
・治癒系はたえず作動し、常に待機している
・からだはひとつの全体であり、すべての部分はひとつにつながっている
・治癒は自発的である etc.


